東大の英語構文　第13講 2020 1B | 東大の英語構文 | これまで調布・世田谷で受け入れてきた生徒様の塾での学習・合格事例などを共有します

(1)Homework Check
①Point
・直前と同じ文構造だと省略が起きます。

従属節が文の初めに来ない限り、文というのは基本的に主節から始まります。文頭前置詞句が入り、主節が始まるそのSは１番初めの名詞部分、10 per cent（もっと厳密に言えば10です）。動詞部分がwill be densely populatedで受け身ですね。
andが来て、muchが名詞で、coveredは他動詞ですが目的語はないしその前の文が未来形なのに過去形になるのはおかしいですので、過去形とは取りがたい。byがあることから受け身か過去分詞の後置修飾ですが、この後者だとすべてmuchにかかって、そのmuchがandでその前の部分のどこと並ぶのかが不明です。
muchと全文は資格が違うのでイコールにならないし、muchとイコールになって並んでおかしくない名詞がありません。「10％と、the rest」の対比構造、両方とも受け身の過去分詞という対比構造から言って、much・・・will be coveredのwill beの省略だとみるべきでしょう。前の文と同じ構造だからこそ省略が起きるわけですね。
最後の部分の関係代名詞の部分、人間が作るものはプランテーションだけではなく、farmsもfieldsも人間の手で作られておかしくないので、これらすべてにかけておきましょう。

1.will be coveredのwill beの省略。

「2030年までに、惑星の土地のほぼ10％が人口が密集し、残りの大部分が人間が作った農場、平野、農園によっておおわれるだろう。」

②Point
・カンマwhichは関係代名詞の非制限用法。

文頭副詞のaltogetherは何が「全部」なのかというと、前の文の、10%もその残りもすべて、ということ。そのあと名詞a setが来て、カンマで切れてしまい、動詞がありません。文が成立していませんね。
動詞のない破格の文です。前の部分の言及内容が、a setだ、ということです。
カンマで切れていて、the likesがあります。が、これはof whichを伴っており、そのあとに文が来ていますから、関係代名詞ととりたいので、カンマwhichの非制限用法、そうするとwhichの先行詞は前の名詞部分のa set of entirely new habitats。
それでthe likes of a set of new habitatsが後ろの不完全文のどこに帰っていくかというと、seenの目的語がありませんからそのあとです。likesはtheがついていますから名詞と理解するほかなく、「類するもの」ぐらいの意味です。

1.主節の動詞はありません。
2.関係代名詞の非制限用法で、先行詞はa set of new habitats、目的格。

「すべて一そろいの全く新しい生息地であり、それに類するものをかつて自然の中に見られたことはなかった」

(2)Point
・カンマの後の分詞は分詞構文。
・関係副詞は前置詞＋関係代名詞にいったん置き換えて考える。

②演習（2020東京大学　1B)
・And yet, when we talk about ecology and evolution, about ecosystems and nature, we are stubbornly ignoring the human factor, focusing our attention instead on that diminishing fraction of habitats where human influence is still very small.

文頭のand yetは副詞句。そしてしかしながら、の意。続いてwhenで始まる従属節。どこで切れるかというと、about ecology and evolutionとabout ecosystems and natureが明らかに対になっていますのでこの間では切りにくく、明らかに主語にしかならないweの前で切ります。
weが主語、are ignoringが動詞、the human factorが目的語。そこで文は成立してカンマで切れていますから、次の分詞は修飾しているものではなく、分詞構文。focusは前置詞onをとるんでした。
diminishingは名詞の前に来ていますので前置修飾です。
疑問文でもないのにwhereの登場です。関係代名詞はその後ろに続く節のどこかに入る代名詞です。関係副詞はその後ろに続く節に入る副詞です。副詞はなくても文は成立するので、関係副詞節は完全文になっています。ではどうやって後ろの節に入っていくか。
先行詞は名詞です（この文の場合that diminishing fraction of habitatsという名詞相当句です）。それを副詞として完全文の中に戻す手段は、前置詞をくっつけるしかありません。wherer はこの場合in whichと書き換え、in that diminishing fraction of habitatsとして先行詞を引き受けて後ろの節の中に入っていけばよいです（位置は,副詞なので副詞と入っていける場所なら良いです）。
関係副詞が出て来てわかりづらい時には、前置詞＋関係代名詞に置き換えてみると様子がよくわかります。

「そしてしかし、我々が生態学や進化について、また生態系や自然について話題にするときに、我々は頑固に人間の要素を無視していて、代わりに、人間の影響が依然とても小さいあの生息地の消滅しかかっている部分に注意を集めている。」

(3)Point
・no longerは「もはや～ない」

③演習（2020東京大学　1B)
・Such an attitude can no longer be maintained.

can＋受け身の文ですね。no longerで否定の意味を付け加えます。

「そんな態度はもはや維持され得ない」」

(4)Homework(2020　東京大学　1B)
①・It's time to acknowledge the fact that human actions are the world's single most influential ecological force.
―次の問いを考えてみましょう。
1.thatの文法的な説明をしてみましょう。
―訳してみましょう。

②・Whether we like it or not, we have become fully integrated with everything that happens on this planet.
―次の問いを考えてみましょう。
1.Wheter節の意味と機能を考えてみましょう。
2,integratedの文法的な説明をしてみましょう。
―訳してみましょう。

「方法が、ある」SMK

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