そろそろ過去問に取り組み始める時期ですね。取り組み方ですが、専用のノートを作って、解答用紙を左側に張り付け、右側にやり直しをしましょう。

国語：間違った問題の解答を見てしまいましょう。そして、その答えになる必然性を考えましょう。～だから、こういう解答になる、という関係を、自分のものにしましょう。また、学校による癖もありますから、数年分の問題の解答例を読み込んで、要求されているものにどういう傾向があるのかをつかんでおきましょう。

算数：答え合わせだけをして、解答は読まずに、もう一度時間をかけて解き直します。それで解けたらO.K.です。どうしても解けないものだけ、部分的にヒントをもらうために解答を参照しましょう。基本的に、すべて自分の力だけで解きましょう。算数は2周します。このときは、解けなかった問題だけでいいです。

理科：知識問題は、持っている参考書や問題集、テキストの中から答えを探してみましょう。もっと広げて、図鑑やインターネットで調べてみるとよいでしょう。どうしても探せない知識は、解答を参照しましょう。計算問題については、算数と同じ扱いです。ただこの段階で基本的な解き方がまだ身についていない場合は、問題を例題として解答を参照しながら解いてもよいですが、この場合も、何も見ないで解きなおすことを忘れないようにしましょう。

社会：理科の知識問題と同じ扱いです。持っている資料集や年表、地図、条文集などをフルに使って、解答を探し出しましょう。この過程がとても力をつけてくれます。そして覚えなければならない知識は、過去問ノートにまとめておきましょう。自分だけの知識ノートとしてまとめれば、自分だけの秘密の対策ノートになり、それが仕上がるころには、かなりの水準に達しているはずです。