これまで調布・世田谷で受け入れてきた生徒様の塾での学習・合格事例などを共有します

　苦手にしている人は多いと思います。昔の言葉とはいえ、日本語ですから、少しは分かる。ですから現代と同じだと思って読めなくなる。古文独特の事柄も多い。古文単語に至っては意味が分からない。現代語と似ていても、違う。

　まず、古文の文法を仕上げましょう。学校から古典文法の文法書や問題集をもらっていたら、まずはそれを仕上げましょう。市販のものでは、「ステップアップノート30　古典文法基礎ドリル」（河合出版）は定評があります。この本を使うなら、載っている短文は問題で問われていなくてもすべて正確に訳せるようにしておくこと。これができなければ、先へ進んでも読めません。訳せないなら、何が原因か、単語の意味か、文法事項なのか、しっかり吟味すること。

　文法が一応仕上がったら、単語をインプットしましょう。現代語と意味が違うものはなかなか覚えにくいですから、「違うんだ」と思って覚えましょう。

　文法と単語が終わったら、文章の読み方（構文）に関するものを一冊仕上げましょう。これをやるとやらないとではその後の文章読解に入った後の伸びがかなり違います。いい本がありますから、専門家にアドバイスを受けましょう。

　そして読解、問題演習に入ります。これまで学んだツールで文章を読み解いていくことが大切です。訳出できない、ということはないんだ、という自信ができるまで、演習を繰り返します。