試験になると、100点中何割得点できたか、という勝負になりますから、全体として得点を積む作戦が必要になります。

　まず、最初に、漢字、語句の問題から解いてしまうとよいでしょう。後回しにしておくと、万が一読解に時間がかかった場合、漢字、語句の問題に答えられないことも起こり得て、もったいないです。そして、解けない（書けない）ものがあったら、気になりますから、そこで粘らずに、「あとでやりますマーク」をつけて、読解に進みましょう。読解をやっている最中の思い出すことも多いと思います。

　読解が、説明文と、物語の2題であった場合。所要時間が50分で、漢字、語句に5分かかるなら、残りの45分で２題解くとして、分量が同じなら、1題22、5分。時間を意識しておきましょう。

　そして、読解は、説明文と、物語の、得意な方から解くといいです。苦手なものからやって、思わぬ時間がかかってしまうと、もったいないことになります。万が一、時間がものすごく少なくなってしまったら、まず設問を先に読んで、該当箇所を読んで答える、という解答方法をとることができます。一度、この「時間がない時の解き方」も練習しておくと安心です。

　通常は、読みながら設問を読み、答えられる問題には答えながら進み、読み終わったら残った問題に取り組む、という方法が一番良いように思われます。