東大の英語構文 第7講 2020 1B
(1)Homework Check
①Point
・カンマ+as+不完全文は関係代名詞の非制限用法。
冒頭はdespiteで始まる前置詞句。カッコにくくります。そのあとに文が来て、asの前で文が成立しています。asが前置詞ならばそのあとに主語と動詞は来ませんね。asが接続詞ならばasの手前のカンマは入りませんし、他動詞revealの目的語が見当たりません。
asの用法には関係代名詞があります。特に、カンマasで、前の文全体の内容を受けて非制限用法になります。訳は「~のように」、revealの目的語はas,つまりそれの指す前の文全体の内容だったわけですね。
1.関係代名詞
「その名前にもかかわらず、地下蚊は、最近の研究が明らかにしたように、ロンドンだけで見られるものではない。」
②Point
・動詞の語法に留意する。
itは「地下蚊」のこと。andが文と文とをつなげています。後半のitも、今話題は「地下蚊」ですから、それでいいでしょう。adapt+A+toBで、AをBに合わせる、の意。動詞によってそのあとどんな語の並びになるのかある程度決まっています。「そのwaysをその人間によって作られた環境に」合わせる、わけで、wayは「ways of living」ぐらいの意味ですがはっきり書いてありません。「方法」ではおかしいですね。
1. adapt A to Bで「AをBに適合させる」
「地下蚊は世界中の地下室や地下鉄に住み、人間によって作られた環境に合わせて生きてきた。」
(2)Point
・等位接続詞は同じ資格のものを結ぶ。
・SVの前に、カンマで区切られて出現しているものは副詞的な成分。
②演習(2020東京大学 1B)
・(cars get in mosquitoes thanks that to trapped )and planes, its genes spread from city to city, but at the same time it also cross-breeds with local above-ground mosquitoes, absorbing genes from that source as well.
カンマの前が整序問題になっています。カンマの後にS(主語)+ V(動詞)が来ています。そこがandなどの等位接続詞でつながれているわけではないので、そこから主節が始まるとすると、カンマの前の部分は、前置詞句あるいは、従属節、あるいは時を表す副詞句などの副詞的な要素になります。
A and BはBに着目します(Aの部分はいろいろな要素が来得るので何がAだかはっきりしないことが多い)ので、名詞の複数形「planes」がB,するとAはmosquitoesかcarsかのどちらかですが、意味的に対になるのはcarsでしょう。まずここをいったんcarsにしておきます。選択肢の中に"thanks"があり、三単現になるような主語の要素になる名詞は見当たらないので、"to"と合わせてthasks toは思い浮かぶでしょう。toの後は名詞が来ますからあとはmosuquitoesしかなく、あとは余ったget, in, that,trappedをどうするかですが、「蚊のおかげで」「自動車と飛行機」、それにtrapped「罠で捕まえられた」から、「自動車と飛行機」で「罠で捕まえられた」「蚊のおかげで」となることがわかると思います。「罠に捕えられた」蚊、ですから、「蚊」に関係代名詞thatで修飾することを考え、動詞部分はgetを持ってきて、getとtrapped を並べる並べ方はget trappedしかないでしょう。そのあとの名詞and名詞とは前置詞でつながれば解決です。
後半のbutは文と文とを結んでいます。最後の分詞構文は等位接続詞を超えては掛かりませんから、butの後の部分にかけて訳します。
「自動車と飛行機でとらえられた蚊のおかげで、その遺伝子が都市から都市へと広がったが、同時にまた地方の地上の蚊と交配し、その種から遺伝子を吸収もした。」
(3)Point
・文頭のonlyは、倒置を起こすことが多い。
③演習(2020東京大学 1B)
・And it has also become clear that all this has happened very recently-probably only since humans began constructing underground buildings, did Culex molestus evolve.
文頭のitは、そのあとにthatが来ていますので、形式主語ととりましょう。thisはこれまで論じられてきた「蚊」の広がりのことですね。ダッシュは付け足し、補足説明です。
sinceは前置詞にもなり得ますが、そのあとにbeganという明らかに動詞成分があって従って節を従えますのでこれは接続詞です。そうすると従属節になりますからそのあとに主節が現れるはずです。
主節はどこから・・・カンマで切れています、そのあとに?疑問文?違いますね。文の冒頭に否定的な要素がくると、疑問文の形あるいは倒置を起こすのでした。必ずではないですが、文の初めの方にnot,only,hardlyなどが来たら一応身構えておきましょう。
「そしてこれはすべてとても最近に起こったことも明らかになってきた―C.mが進化したのはおそらく人間が地下の建物を建築し始めてからのことである」」
(4)Homework(2020 東京大学 1B)
①・The evolution of the London Underground mosquito fascinates me not least because it seems such an interesting additoin to evolution's standard portfolio.
―次の問いを考えてみましょう。
1.not leastはどう訳したらよいでしょうか?
―訳してみましょう。
②・We all know about evolution perfecting the feathers of birds of paradise in distant jungles or the shape of rare flowers on high mountaintops.
―次の問いを考えてみましょう。
1."perfecting"の働きは?
―訳してみましょう。
「方法が、ある」SMK
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