東大の英語構文 第4講 2020 1A 2B
(1)Homework Check
①Point
・whatで始まる名詞節は間接疑問?それとも関係代名詞節?
・that節の中が完全文ならばthatは関係代名詞ではなく接続詞。「~ということ」という名詞節を作ります。
・名詞+thatで始まる名詞節は同格の関係。
may lieの部分が動詞部分ですから、one answerが主語でいいですね。movementまでは過不足なく、ここで文が終わってもいいのですが、 thatが突然現れます。関係代名詞節かな?と思っていたら、whatで始まる節がまた来て、それを受けて”is”が来ています。つまりwhat節は主語の役割の名詞節です。that節の中身が完全文ですから、このthatは関係代名詞ではないですね。接続詞です。関係代名詞節は先行詞が節の中のどこかに戻っていくわけですから、節の中はどこか欠けているはずですね。 whatで始まる名詞節は、形の上からは間接疑問なのか関係代名詞節なのか区別ができないので意味的に判断することになります。前者ならば、「何が高齢の成人にとって良いかということがすべての人にとって良い」、後者ならば「高齢の成人にとって良いことがすべての人にとって良い」。後者ですね。
that節の扱いですが、名詞節ですから、その前の部分に主格や目的格として働いているのかと思ってみてみると、主語は出ているし、lieは自動詞ですので、その余地はないですね。 あとは、that節の前に名詞があれば、「~という~」、という同格の意味にとれます。thatの前にはone answer, the common assumption, the age-friendly community movement、があってこのどれと同格関係か考えなければなりませんが、assumptionは、”assume that ~”が隠れていてその名詞的表現と取るべきです。「~という推測」
1.同格の接続詞。assumptionと同格関係。
2.関係代名詞。関係代名詞節の中の主語であり、その節はthat節の中の主語。
「高齢の成人にとって良いことがすべての人にとって良いという、高齢者に優しい社会づくりの運動共通の推測の中に一つの答えがある。」
②Point
・make O C、は第5文型、「O=Cの状態にする」
ifの条件節+主節の文章で構造的には問題ないですね。make O Cととるか、make OでOにsuitable~が後置修飾しているか(この場合makeは「作る」ですね。)、意味的にはどちらでも問題なさそうです。makeはinの後で動名詞になっています。
1.make O C (第5文型)かmake O (第3文型)
「言い換えれば、もし高齢者に優しい社会づくり運動が社会を高齢の成人に適したものにすることに成功するなら、その社会はすなわちすべての世代にとって適したものになるだろう。」
(2)Point
・比較級が出たら何と何とが比較されているのか検討しよう。
②演習(2020東京大学 1A)
・While there are many shared interests among different generations, recent studies in the United States and Europe indicate that young adults and older adultsdiffer in their voting patterns and attitudes more than at any time since the 1970s.
while以下が副詞節の従属節、主節の主語がrecent studies動詞がindicate。indicateは助動詞なので目的語が必要ですが、that以下の名詞節がそれにあたります。比較級のmoreがありますが何と何とを比べているのか意識するためにthan以下に注目します。「1970年代以来のどんな時も」と比較しているので、時と時を比較しており、thanより前が現在形なので、「現在」と「1970年代以来のどんな時も」とを比較している文章だとわかります。比較して「現在」のほうがmoreだというわけです。ではmoreは何が「よりmuch」なのかというと、moreの後ろには何もありませんので、副詞的にthanより前にかかっており、そうすれば副詞は基本的に単独では動詞にかかっていくわけですから”differ much”(「より異なっている」)と訳すわけです。
「異なった世代の間で多くの共有された利益がある一方、アメリカとヨーロッパにおける最近の研究では、若い成人と高齢の成人はその投票類型と投票態度において1970年代以来のどの時よりもより 異なっているということである。」
(3)Point
・文頭の副詞句はカッコにくくってまず主語と動詞を見つけよう。
③演習(2020東京大学 1A)
・These studies suggest that in order to fully understand what constitutes a city that is friendly to people at different stages of the aging process, it is critical to gather.
英語は主語+動詞。順調に主語が”These studies”で動詞が”suggest”が決まります、that節が名詞節でsuggestの目的語。thatは接続詞でそのあとに主語と動詞が・・・と思ったらthat節の文頭は”in”で始まっていますね。前置詞句は文頭では副詞句になりますから(前置詞句はその前に名詞があれば形容詞句になり得ます)、主語になりませんから、カッコでくくります。この文頭の副詞句が今回のように長い場合、読んでいるうちに訳が分からなくなってくるので、まずこの文頭の副詞句がどこで切れるか、どこでカッコを閉じればよいかに集中します。そうすると・・・in order toが見えて前置詞句がto不定詞の副詞的用法と同じ役割をする熟語を確認、to不定詞ですから動詞understandが確認できてunderstandの目的語がwhatで始まる名詞節(whatが主語)、a cityがその中の目的語、それに関係代名詞節がかかっていて、thatは主格、is が動詞、friendlyが補語、to以下副詞句、at以下がpeopleの後置修飾、そしてやっとprocessとitが並んでいて続きませんから、この間にカッコが入ってカッコが閉じられます。何よりprocessの後にカンマがありますね。thatで始まる節の最初に副詞句が長くなりすぎたので、筆者がここで一息ついているわけです。
そしてthat節の主語がit,動詞がisで確定します。このitは直接さしているものが見当たりませんし後にto不定詞が来ていますので形式主語でよいでしょう。 dataにfromの句とaboutの句がかかっていると読んでいいでしょう。about以下のwhatで始まる名詞節、間接疑問と関係代名詞節のどちらでも取れます。
「年を重ねる過程の異なった段階にいる人々に優しい街を構成するものを十分に理解するためには、これから育つ世代と年老いていく世代の両方にとって社会をよくするものは何かということに関する複数の世代からのデータを集めることが決定的に重要であると、これらの研究は示唆している。」
(4)Homework(2020 東京大学 1A、1B)
①1Aの文章の内容を70~80字の日本語で要約しましょう。
②・Culex molestu is a subspecies of mosquito known as the London Underground mosquito.
―次の問いを考えてみましょう。
1.knownの働きを考えてみましょう。
―訳してみましょう。
「方法が、ある」SMK
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