東大の英語構文 第2講 2020 1A
(1)Homework Check
①Point
・カンマ+関係代名詞は、非制限用法。節をいったんカッコにくくろう。
・動詞の後に目的語が来ているか来ていないか常に確認しよう。
前置詞句のfor exampleは副詞扱いなので主語ではありませんね。ですのでその次に初めて出てきた名詞Kofi Annanが主語。頭文字が大文字になっていますし、人の名前ですね。それでその次に動詞が出てくると思ったら、カンマで区切られてしまってwhoで始まっています。カンマの後にwho,whichが来ていたら関係代名詞の非制限用法で間違いないです。非制限用法の関係代名詞は、補足説明の(形容詞)節(従属節)を作りますから、いったんカッコにくくってよいものです。カンマカンマでカッコにくくると、動詞のdeclaredが見えてきますね。Kofi Annanさんがdeclareしたという文です。
whoは主格にも目的格にもなりえますが、そのあとに明らかにserved=動詞が来ていますので主格。serveの後、asの中に動詞が見当たらないので節ではないからasは前置詞、つまりas以下は前置詞句で、前置詞句は名詞部分になりませんから、serveは目的語をとっていませんので自動詞です。the Secretary-Generalは国連事務総長のことです。
declaredの後には目的語がなく前置詞句。なのでdeclareは自動詞。inの句が終わった後に直接話法が来ています。自動詞+直接話法、と覚えていても良いし、直接話法部分を目的語部分ととらえて、他動詞+直接話法と思っていても良いでしょう。後者だとdeclareは他動詞ということになります。
直接話法の中、動詞と考えられるのはembraceしかなく、従ってその前のA・・・Agesまでが主語部分。for以下が就職部ですからa societyが主語。embraceにsがついていることを確認。embraceの後に名詞が来ているのでembraceは他動詞ということになります。
1.主語がKofi Annan、動詞がdeclared
2.関係代名詞、非制限用法。関係代名詞節の主語です。
「例えば、コフィアナン氏、第7代国連事務総長は、1999年の高齢化に関する国連国際会議の開幕演説で宣言した。『全ての年齢のための社会は、各世代を包含している。』」
②Point
・with+名詞+分詞は付帯状況。
主語はit。be動詞+過去分詞で受け身になっています。itは意味的に合うものをその前の部分の単数名詞から選ぶと良いでしょう。
withは前置詞なのでそのあとに名詞が来るわけですが、いくつか名詞の複数形が並んでいますね。名詞が3個以上並ぶときには、"A,B,andC"の形になります。それが終わった後にgoingが来ていて、with+名詞+分詞の形ができています。付帯状況です。「名詞が~している(されている)状態で」という意味です。実はwithの前がカンマで区切られていることから予想できることです(付帯状況の前が必ずカンマで区切られるわけではありません。go~wayで~の道を行く、という言い方。~wayで副詞句と考えると良いでしょう。
1.主語。前文のa society for all agesを受けています。
2.付帯状況。with+名詞(A,B,andC)+過去分詞
「それは、若者、大人、老人たちが別々の道を行ってばらばらにされているのではない。」
(2)Point
・対比構造に留意する
・with+名詞+分詞は付帯状況
②演習(2020東京大学 1A)
・Rather, it is age-inclusive, with different generations recognizing and acting upon their common interests."
文頭のratherは副詞。よく見ると前文とほとんど同じ構造ですね。it is 形容詞、with+名詞+分詞(現在分詞)。構造が同じで前文と対比された内容を伝えようとしています。
andは、andの前後で同じものを結びますので、recognizingとactingを結んでいますが、recognizeは「~を認識する」という意味て目的語が欲しいですが、そのあとの名詞部分はtheir common interestsしかないので、
recognizing
and }their common interests
acting upon
と読むのが良いでしょう。
「むしろ、それは全ての年齢を含み、そこでは異なった世代がその共通の関心を認識してそれに基づき行動する。」
(3)Point
・主語が長くても、辛抱して動詞部分の出現を待つ。
・:(コロン)は具体的な例示や引用
③演習(2020東京大学 1A)
・The World Health Organization and other international organizations further articulate this premise by defining aging as a lifelong process: "We are all aging at any moment in our life and we should all have the opportunity to do so in a healthy and active way.
AandBの長い主語が何のことかなと思って読んでいるうちに動詞を把握することを忘れてしまいがちです。どんな文も「動詞はどれ?、動詞はどれ?」と念頭に置いて読むこと。furterはfarの比較級だから副詞ですよね。articulate,これでしょう。三単現が起きていないことも確認します。そのあとの名詞は目的語。
byも前置詞ですから、そのあとに動詞要素を持ってくるときには名詞化しなければなりませんので必ず動名詞になります。動名詞は動詞でもあるので自動詞か他動詞かはやはり考えておく必要があって、そのあとにagingが来ていてこれを名詞ととっても動名詞ととってもいずれにせよ名詞要素ですから他動詞defineの目的語として扱います。
そのあとのコロンは前文のfurther articulate this premise(この前提をさらに深める)のその内容を示しています。どう深めたか、が書いてあります。
コロンの中身ですが、二つの文がandでつながっていますね。後半の不定詞の形容詞的用法opportunity to do so(そうする機会)の「そう」は、どうする機会かをはっきりさせておきましょう。doは動詞なので、動詞部分を見てみると、are agingがありますね。年を取っていくことを代動詞doとsoで表現しています。進行形の部分を代動詞で表現するのに進行形である必要はありません。
wayはよく前置詞inを伴った前置詞句を作ります。
「世界保健機構と他の国際組織は歳を重ねることを一生涯の過程として定義することでこの前提をさらに深めている。『我々は皆人生のどの瞬間も年を重ねているのであって、健康で活動的に年を重ねていく機会を皆が持つべきである』」
(4)Homework(2020 東京大学 1A)
①・To safeguard the highest possible quality of life in older age, WHO endores the approach of investing in factors which influence health throughout the life course."
―次の問いを考えてみましょう。
1.文頭のto不定詞の用法を考えてみましょう。
2.whichの文法的な説明を考えてみましょう。
―訳してみましょう。
②・In practice, however, the age-friendly community movement has forced primarily upon the needs and interests of older adults and their caregivers and service providers
―次の問いを考えてみましょう。
1.uponより後の部分の構造を考えてみましょう。
―訳してみましょう。
「方法が、ある」SMK
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