世田谷の個別指導塾、<世田谷ゼミ>のうとうと日記
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2024/11/14
4.助詞の「ば」
動詞が「~を」とか「~に」とかの言葉とセットになることがあります。目的語ですね。動作の対象という意味で、客体とも言います。
AガB二(ヲ)Vスル。
古文で、これに「ば」がついて動詞が已然形になっていたら、
AガB二(ヲ) Vx已 ば/・・・・・ Bガ Vy
という形になります。つまりxの客体が動作の主体になっているところに意味的にかかっていきます。
私が彼女を見れば、・・・彼女は笑ふ。
ということです。xの客体がわかればyの主体がわかり、反対にyの主体がわかればxの主体がわかります。
しかれば、おとこ、家に行きて、事のあり様を語りければ、妻、「あさまし」と思いながら喜びけり。
・・・男は「妻に」語ったことになります。
Vxの客体とVyの主体が明らかに異なる場合はこの限りではありません。
「太郎が犬を追へば、猫もにげた。」のようになることもあります。
(参考 「古文解釈の方法」 関谷 浩著 駿台文庫)
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