学習障害　勉強方法　国語　⑨　作文が書けない | 世田谷ゼミブログ | これまで調布・世田谷で受け入れてきた生徒様の塾での学習・合格事例などを共有します

学習障害　勉強方法　

国語⑨　作文が書けない

原稿用紙を前にすると、どうしていいかわからずにいつまでも真っ白なまま、という生徒もいます。原稿用紙が「怖い」といった生徒もいます。

まず最初に、書くことに対するハードルを下げてあげます。「一日日記」のような、毎日何でもいいから楽しく書けるようなものもありますので、活用してみると良いです。この段階は、何でもいいから思いついたことを書くことに慣れることが目的なので、書けたことに対して修正は入れません。誤字脱字も大目にみます。

→「一日ひとつのことだけ日記」宮川俊彦編　ディスカバー  

書くことに抵抗がなくなってきたら、少しずつ書く分量を増やしてみて、その後、文と文とのつながりや、段落の構成、具体例、どうしたら伝わるか、の順で指導していきますが、小学校の頃、中学受験で試験での長い作文はあまりないですので、文の練習を特に取り出して行う必要はないでしょう。逆に書くことが好きでなくなることの方が心配ですので、無理に練習させることもないです。

学校で作文の宿題が出たときがチャンスです。その時、どうやって書いたらよいかをアドバイスしていきます。学年が上がっていくのに比例して要求される字数や内容も難易度が上がってくるので、その機会をとらえて作文指導をすると良いでしょう。

ただ、書くことを鍛えたいのであれば、別途、段階を追って書くスキルを身につけることもできます。 　

1「家庭でできる10分作文」宮川俊彦　小学館

2「宮川式　10分作文　発展プリント」宮川俊彦　小学館

1→2のメニューで行うと良いでしょう。誘導がとても良いです。

あくまで模範的な書き方を学ぶためですので、それを踏まえながらも、生徒の持っている良さ、勢いが最大限生きるように指導していきます。  

・生徒の対策

①伝えたいことあるかな？好きな人に読んでもらおう。

②たまには感動大作を（笑）。

③長い作文は、書く前に、どう書くか作戦を立てる。  

・講師のサポート

1⃣少しずつ原稿用紙の使い方を導入する。  

2⃣あまり赤を入れすぎない。いいところを見つけてあげてください。  

3⃣上手に書けるようになってきたら、具体性や説得力、気持ちの伝え方、余韻など、一段上のテクニックを披露してあげてください。

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